▼ CONTENTS
・
はじめにお読み下さい
・
プロフィール
・
ブロードキャスト
・
Gordian Knot
(ペーパーマガジン)
・
ウィークリーマガジン
(メールマガジン)
・
デジタル ビヘイビア
(月刊PDFマガジン)
・
上高地仁の本
・
ダウンロード
・
リンク集
・
広告募集
・
DTP-S倶楽部
▼ Adobeアプリケーションでする素材集のためのカラーマッチング読本
素材集にバンドル
A5判・32ページ
インクナブラ 刊
2002年2月20日発行
DTPでカラーマッチングするというのは、モニタの色とプリンタの色と印刷されたときの色を合わせることです。モニタで見たままの色で、カラープリンタから出力され、そのデータをフィルムなりCTPで出力したとき、モニタやカラープリンタと同じカラーで出力されれば、DTPはさらに使いやすくなります。
カラーマネージメントの仕組みはいろいろありますが、現在のところ一番簡単なカラーマッチング方法は、Adobeのアプリケーションに搭載された「Adobe(ACE)」を使うことです。Adobeアプリケーションであれば、簡単にモニタのカラーとプリンタのカラーをマッチングさせることでできます。
カラーマネージメントの理論を学ぶことは大事ですが、ユーザーが求めるものは、どのようにすれば、モニタの色とプリンタの色を合わせることができるのかという具体的に使い方ではないでしょうか。ここでは、アプリケーションでの具体的な設定の方法や使い方を紹介します。
「Adobe(ACE)」はAdobe社独自のカラーマネージメントシステムとカラーエンジンのことをいい、最近のAdobe製のアプリケーションには搭載されています。ただし「Adobe(ACE)」を使う場合は、
Photoshop 6.0
Illustrator 9.0以上
Acrobat 5.0
InDesign 2.0(ここでは解説していません)
をお使いください。異なるアプリケーション間でカラーマッチングするには、上記のバージョンが推奨されます。またこれ以外のアプリケーション──たとえばQuarkXPress 3.3Jなど──では、Distiller 5.0を適用しPDFにすることで、Acrobat上でモニタのカラーマッチングが可能になり、デバイスプロファイルがあれば、Acrobat 5.0からカラーマッチングして出力できます。
なお、「Adobeアプリケーションでする素材集のためのカラーマッチング読本」ではモニタのカラーマッチングの方法については紹介していません。
モニタのカラーマッチングするには、まずモニタのハードウェアでRGB信号のバランスを補正します。それからAdobeガンマなどで簡易に行なったり、管面を測色してプロファイルを作成したりしてモニタのプロファイルを作成します。いずれに方法であっても、正しいカラーマッチングを行うにはモニタの調整は欠かせません。正しくカラーマッチングするには、モニタのプロファイルを作成して正しい表示が行われるようにしてください。
「Adobeアプリケーションでする素材集のためのカラーマッチング読本」は、インクナブラ発行の素材集(2002年2月以降に発売した商品)に小冊子としてバンドルされています。
素材集の案内はこちら
から。
[アプリケーションでするカラーマッチングとは ]
▼Adobeアプリケーションでする素材集のためのカラーマッチング読本 目次
Photoshop 6.0Jでする[カラー設定]の使い方
最初にPhotoshop 6.0Jでカラー設定を決める
RGB画像を開く─プロファイルが埋め込まれていないとき─
RGB画像を開く─プロファイルが埋め込まれているとき─
RGB画像をCMYKに変換して保存する
CMYK作業スペースを変更して プロファイルを保存する
CMYK画像を開く─プロファイルが埋め込まれていないとき─
CMYK画像を開く─プロファイルが埋め込まれているとき─
アプリケーションでのモニタカラーマッチング
Illustrator 9.0のカラー設定は埋め込みプロファイルを反映しない
Acrobat 5.0では[環境設定]でカラーマッチングする
プロファイルを埋め込むと作業スペースは反映されない
アプリケーションでのプリンタカラーマッチング
デバイスプロファイルを適用してIllustrator 9.0から出力する
デバイスプロファイルを適用してAcrobat 5.0から出力する
このコンテンツは2002年2月20日に書かれたものです。