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▼ DTP実務者のためのAcrobat PDF活用ガイド



『DTP実務者のためのAcrobat PDF活用ガイド』について
目次
■『DTP実務者のためのAcrobat PDF活用ガイド』までの道
コストダウンがPDFを呼ぶ

DTP実務者のためのAcrobat PDF活用ガイド
上高地仁 著
定価:2,940円(内税:140円)
B5変型判・304ページ
ISBN4-8399-0698-X
毎日コミュニケーションズ 刊



▼『DTP実務者のためのAcrobat PDF活用ガイド』までの道

 考えてみると、長い間、出版社さんから依頼を受けて本を書くことはありませんでした。それで自分で書いたものを自分で本にしていたからでですね。300ページくらいのものを書くのはたいへんというのがあって、私の方から出版社さんに売り込みに行くことはありませんでした。
 ただ、自分で書いたものをベースにしてちゃんと書店に並ぶような本にしたいという気持ちはもっていました。最初から300ページ書くのはたいへんだけど、100ページくらいベースがあって、それを膨らませるのであればそれほどではないかもしれないと思うからですね。
 Acrobat 5.0が出たときに、それまでAcrobat 4.0で書いていた二冊の本をすぐさま書き直す必要性はあまり感じていませんでした。というのは、バージョンアップで大きな機能の追加はあるように思えなかったからです。少なくともDTPという視点からではないようにおもいますね。
 5.0になって追加された機能、便利な機能をおいおい調べていこうとは思ってはいましたが、急ぐ気持ちはあまりありません。あのころはMac OS XとかInDesignの方が面白かったからでしょうね。
 もちろんまったく書き直したくなかったわけではありませんよ。PDFを扱うにおいて、一番理解して欲しいものは、ジョブオプションの設定ではないかと思っていたので、その部分の詳細な解説しなければならないと感じていたのも本当です。

 そういうところに執筆の依頼が来ました。最初はAcrobat本ではなく、Mac OS XとDTPについての本の依頼でした。が、その話はいつの間にか消えていて、Acrobat 5.0の本を書くという話になっていました。メールのログをみるとその件についてははっきりしないまま、Acrobat 5.0の本の話になっているので、おそらく電話でやりとりしたのかなというところですね。
 どちらかというと、埋め込み講座と使いこなし読本の二冊を合本してAcrobat 5.0で書き直す方が簡単で書き上げるのも早いというのが、私の気持ちの中にありまして、そういう話を伝えたところ、Acrobat 5.0本になったというのが本当のところでしょう。これがだいたい昨年の6月くらいのことです。正直言うと、昨年のあの時点では、Mac OS XとDTPの本はすこし時期尚早という感じがしないでもありませんね。すくなくとも、今年のPhotoshopの新しいバージョンが出ると、もう少し身近に感じるというところでしょうか。

 さて、ベースとなる本が二冊もあるので、それほど難しくはないだろうと高をくくっていたら、どっこいそれほど簡単ではありませんでしたね。Macintosh版のAcrobat 5.0には大きな機能の追加はないと思っていたものの、実際検証しなければならないものが思った以上にありました。またどうしても逃れられないものもありまして、それはAcrobat 5.0のカラーマネージメントでした。
 この少し後くらいに、JPCのPDF部会のセミナーがあり、たまたま東京にいたので、大崎のAdobe社内の会議室でAcrobat 5.0のカラーマネージメントの話を聞きました。が、本当のことをいうと、そのときはちんぷんかんぷんでしたね。ただしそのときに取っておいたメモは後で役に立っんですけどね。
 Acrobat 5.0の本をかくとなると、カラーマネージメントについてはしっかりと書きたいと思っていたので、こまった話なんですけどね。あのころはカラーマネージメント不要論者でしたから、まあ、関心がなかったということもありました。

 『DTP実務者のためのAcrobat PDF活用ガイド』については、まずジョブオプションについて書き始めています。ジョブオプションの詳細を知りたければ、「ACROHELP.PDF」というオンラインヘルプを読めばわかるんですが、けっしてわかりやすいものではありません。初心者にとっては意味がわからない用語も少なくないんですね。まずこれをできるだけわかりやすく逐一説明することにしたわけです。設定項目やチェックボックスのひとつ一つを私なりに解釈して解説することにしました。また設定によって実際作成されるPDFがどのように変わるのか、ショットで見せることができるものであれば、できるだけショットで図示するようしています。「ACROHELP.PDF」だけで理解できないものは、他の資料を探し出してきてけっこう補足したつもりです。
 PDFの作成は、まず「ジョブオプションの始まりジョブオプションに終わる」といってもいいと思いますね。ジョブオプションの内容を理解して使いこなすことができれば、PDFの作成はけっして難しくありません。そうはいっても、DTP用のPDFを作るには、DTPの素養は必要だとは思いますけどね。
 ジョブオプションの解説には30ページ近くを費やしています。ひとつのタブの解説に5ページくらいを割いているという感じです。これでいままで、ジョブオプションにこういう設定やチェックボックスがあけれど、どういう意味がわからなかったというようなことが、少しでも理解していただければありがたいと思います。


『DTP実務者のためのAcrobat PDF活用ガイド』について
目次
■『DTP実務者のためのAcrobat PDF活用ガイド』までの道
コストダウンがPDFを呼ぶ