Adobe Illustrator(イラストレーター) 使い方と出力講座:透明効果からPDF保存、Illustrator CS3まで
Adobe Illustrator使い方と出力講座:透明効果からPDF保存、Illustrator CSまで

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Adobe Illustrator お茶の子サイサイ

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第8章 知っててトクするアートワークTips



■8-7  サードパーティフィルタ、レイアウト

 レイアウトフィルタはFILTERiTの中にあるプラグインモジュールのひとつです。このフィルタを使うとレイアウトの雛型をひとつ作成するだけで、その中にテキストデータやバーコードを自動処理して貼り込んでいきます。内容の異なる同一レイアウトを大量に作成する際に用いると便利です。

 レイアウトフィルタを使うためには、まず雛型となるレイアウトを作成します。自動入力を行うテキストポイントを入力し、フォントやサイズなどの文字設定を行います。必要な分だけテキストポイントを作成したのち、読み込ませる順にテキストポイントに番号(半角数字)を入力します。バーコード入力の場合には、数字の後ろに「b」もしくは「B」と付け加えます。

 つぎに入力データを作成します。入力データはワープロやエディタを用いて作成します。番号順に文字を入力します。文字と文字の区切りはtabキーを用います。returnキーを入力すると次のレイアウトデータに移ります。自動処理するテキストポイントの数だけtabキーが必要です。文字の入力がなくてもtabキーの入力は必要です。また、作成するレイアウトの数だけreturnキーが必要です。作成したデータはテキスト形式で保存します。データの作成はtabとreturnのコードを出力できれば、表計算やデータベースのソフトでも可能です。

 Illustratorに戻って、レイアウト処理する全てのオブジェクトを選択します。このときテキストポイント以外のアートワークを選択すると、そのアートワークは各々のレイアウトにそのままコピーされます。<フィルタメニュー>より[FILTERiT生成]で「レイアウト」を選びます。ダイヤログボックスの中から、読み込むテキストファイルを指定します。レイアウト設定のダイヤログボックスで、複製するピッチと複製する数を設定します。またバーコードの入力があれば、サイズや高さなどを設定します。 OKボタンをクリックすると自動的にテキストファイルが読み込まれていきます。

 レイアウトフィルタを使う際の注意点は、長い文章は苦手ということです。改行コードを含む文章は自動入力できません。改行コードは次のレイアウトへの切り替えコードになっているからです。


※tabキーとreturnキー
正確には両方とも処理するポイントの数よりひとつ少なくなります。

※表計算やデータベース
EXCELやファイルメーカーを使うとフィールド間をtabキーで、レコード間をreturnキーで出力できます。


●レイアウトフィルタを使って自動入力をする
1)雛型のレイアウトパターン作成

2)tabとreturnでテキスト作成

3)自動入力と複製を行う全てのオブジェクト選択して、レイアウトフィルタを選択

4)レイアウトフィルタ実行の結果

Copyright 1996 by Jin Kamikochi





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