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上高地 仁 著/A5/96P/2003年12月16日初版発行/インクナブラ
刊行 |
プリントアウト用やクリーンブラウズ用PDFが収録されたCD付 |
定価:3,990円(内税:190円) |
一般販売価格:3,990円 DTP-S倶楽部会員価格:3,150円 |
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Illustratorは、過去のバージョンでテキストエンジンの互換性を優先してきたが、Illustrator
CSではOpenTypeにフル対応した。OpenTypeのすべての字形を利用できるようになったのである。そのため、ダウンバージョンとの互換性を失ったが、ダウンバージョンのテキストはレイアウトを維持して開くことができるようになった。
OpenTypeに対応しただけでなく、禁則処理や文字組みのアキ量設定のカスタマイズが可能になり、本格的な文字組みを実現した。
さらに、ファイル保存時に透明の分割やラスター効果設定の指定が可能になり、レイヤーを保持したままPDF1.5形式で保存できるようになった。さらに、いままでMacintosh環境では実現しなかったDistillerPDFを、テキストを維持して開くことも可能になった。本書では、Illustrator
CSの新機能をダイアログを多用し、その魅力に迫る。 |
『一目でわかるIllustrator CS新機能ガイダンス』は、Illustratorの最新バージョンの新機能を解説したものです。Illustrator
CSのニューバージョンは、多くの機能が追加され、魅力的なアプリケーションに生まれ変わっています。
3Dや落書き効果だけでなく、文字組みやフォントに扱いでも、Adobeの最新のテクノロジーが反映されています。さらに、PDFの保存オプションもAcrobat
6.0 Professional並みに詳細な設定が可能です。
本書では、Illustrator CSの新機能の解説を、できるだけダイアログやサンプルのショットで行ったものです。解説も見開きでまとめるようにして、一目でその機能を知るとができるようにしてあります。
Illustrator CSの新機能をいち早く知りたい、また、バージョンアップしたときに、新しい機能をすぐに活用したい方のために構成したものです。
CDにはサンプルのデータも用意してあります。Illustratorの新機能を知るための、またとない一冊です。 |
■Illustrator CSのエキサイティングな描画機能 |
この章では、Illustrator CSで強化された描画機能について解説します。オブジェクトの押し出し・回転や、クレヨンで塗りつぶしたような手書き風のオブジェクトが、効果メニューで作成できるようになっています。
3D効果でオブジェクトの立体化と回転
SVG効果でフィルタを適用する
落書き効果で手書き風のオブジェクト
[形状に変換]で矩形ボックスを角丸化 |
■Illustrator CSの拡張された文字機能 |
Illustratorの文字機能はレイアウトソフトとしては十分とはいえないものでしたが、Illustrator
CSでは、OpenTypeにネイティブに対応し、強力な文字組み機能を内蔵しました。禁則処理や約物のアキ量も自在に調整できます。
アイコンとWYSIWIGで表示されるフォントメニュー
OpenTypeに対応し装備された[字形パレット]
[エリア内文字オプション]でテキストボックスを整形する
[パス上の文字オプション]で文字を調整する
[スレッドテキストオプション]でボックスやパスのテキストをリンクする
[合成フォント]で漢字とかなを組み替えする
[禁則処理設定]で文字組みをコントロールする
[文字組みアキ量設定]で約物のアキ量を設定する
OpenType機能でできるようになったこと |
■Illustrator CSに本格的な段落スタイル |
強力な文字組み機能の搭載とともに、段落スタイルや文字スタイルも装備されました。テキストをコントロールするすべての要素を段落パレットで指定できます。
段落パレットから段落スタイルを作成する
フォントの属性やテキストの関係を指定する
[インデント]と[タブ]と[コンポーザ]を指定する
[ハイフネーション]と[ジャスティフィケーション]を指定する
[文字カラー]と[OpenType機能]を指定する
[縦中横]と[日本語組版]と[割注]を指定する |
■Illustrator CSの柔軟なファイル入出力機能 |
ファイルの保存では、PDF書き出しの機能がたいへん強化されています。Acrobat 6.0 Professionalと同様の設定が可能で、トンボを付けたりセキュリティを設定して書き出すこともできます。また、Photoshop
CSにレイヤーを継承すると、Photoshop上でテキストを編集可能になります。さらに、古いIllustratorのバージョンの読み込みにも配慮し、PDFもテキスト情報を反映して開くことができます。
ネイティブファイルは「PDF FileEN」で保存される
「Illustrator EPS」でも透明分割の指定ができる
「Adobe PDFオプション」の[一般]の設定
「Adobe PDFオプション」の[圧縮]の設定
「Adobe PDFオプション」の[トンボ・裁ち落とし]設定
「Adobe PDFオプション」の[詳細設定]の設定
「Adobe PDFオプション」の[セキュリティ]の設定
[データ書き出し]でする「Illustrator Legacy(ai)」保存
[データ書き出し]でする「Illustrator Legacy EPS(eps)」保存
Photoshopにレイヤーを継承して書き出し
ダウンバージョンのファイルを開く
PDFを開いてテキストを編集する
[ファイル情報]でファイルの詳細を入力する
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■Illustrator CSの強力なプリント機能 |
プリント機能でも、Illustratorでダイレクトに分版することも、In-RIP Separationで分版出力することも可能になりました。プリント時に透明効果の分割を指定したり、書類のラスター効果設定を確認することもできます。
プリントダイアログの[一般]の設定
プリントダイアログの[セットアップ]の設定
プリントダイアログの[トンボ・裁ち落とし]の設定
プリントダイアログの[色分解]の設定
プリントダイアログの[グラフィック]の設定
プリントダイアログの[カラーマネージメント]の設定
プリントダイアログの[詳細設定]の設定
プリントダイアログの[設定内容]の設定 |
サンプルPDFを用意しました。
サンプルPDFには、各トピックの最初の見開きページのみを掲載しています。最初の見開きページを読んでいただくと、どのような内容であるのかが理解していただけます。続きをご覧なりたいときは、本書をお買い求めください。
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