|
|
|
上高地 仁 著/A5/96P/2002年11月20日初版発行/インクナブラ
刊行 |
定価:2,520円(内税:120円) |
一般販売価格:2,520円 DTP-S倶楽部会員価格:2,205円
|
|
|
Illustrator 9.0になって追加された機能に「透明効果」がある。透明効果は、レイアウトの自由度をアップし、いままで簡単にできなかった表現をIllustratorで簡単にできるようにした。ドロップシャドウやぼかしも透明機能を利用したものであり、これらも透明オブジェクトとして扱われる。
しかし、PostScriptでは透明をそのまま扱うことはできず、分割して統合しなければならない。透明処理された部分は、Photoshopで重ねたレイヤーを統合して合成するように処理し、透明ではないオブジェクトに変換しなければならない。
本書では、Illustratorの透明の仕組みと、Illustrator EPS、ダウンバージョン、Acrobat PDFなどで透明を保存したときにどのように分割されるのかを詳細に解説し、出力時にトラブルなく透明を扱うためのポイントにも言及した。 |
1-1 透明パレットで指定する透明効果にも種類がある
透明オブジェクトは二種類ある
透明パレットでする[描画モード]
透明パレットでする[不透明度]
1-2 ファイルを配置したときは透明効果はつかわない
埋め込めないファイルフォーマットがある
Photoshop EPS は埋め込んでから使う
埋め込みに適したフォーマットはPSD かPDF で
Illustrator EPS を配置して透明する
|
2-1 透明効果を分割するとオブジェクトはどうなるのか
透明効果は分割されて保存される
透明効果の分割とはどのようなものか
オブジェクトによっては合成された画像になる
ファイル保存時の透明の分割設定はどこで行うのか
オブジェクトによって異なる解像度
分割すると文字はアウトライン化される
まとめ:ファイル保存時の透明効果の分割
2-2 ダウンバージョンで保存するとき透明は保持できない
Illustrator 7.0 やIllustrator 8.0 では透明は保存時に分割する
Illustrator 5.5 以前では画像化された分割は反映されない
まとめ:ダウンバージョンが対応した機能のみにして保存する
2-3 EPS で保存するときの透明効果の処理
EPS 保存時の透明効果はどうなる
EPS 保存時の透明効果のコントロール
まとめ:EPS 保存時には透明は分割される
2-4 Acrobat PDF で保存する透明効果
[ファイルの互換性]で「Acrobat 5.0」を選択する
[ファイルの互換性]で「Acrobat 4.0」を選択する
Acrobat 4.0 でアピアランスを保つには
まとめ:PDF ファイルで保存するときは透明は分割する
|
3-1 透明効果をプリンタから出力する
プリント時にも透明は分割される
テキストはそのまま出力される
3-2 透明を分割して出力用にEPS で保存する
EPS 保存時に透明を分割する
EPS 保する前に透明を分割しておく
3-3 透明を分割してPDF で保存して出力
透明を分割してPDF1.3 で保存する
3-4 PDF1.4 の透明をInDesign 2.0 で分割する
EPS は分割されるのでInDesign でも透明は認識しない
透明ファイルはInDesign 2.0 で一括して分割する
|
4-1 オーバープリントも分割される?
オーバープリントを再現するためには分割が必要
ドロップシャドウやぼかしも分割される
4-2 EPS 内のオーバープリントはどうなる
EPS 内のオーバープリントは分割時にキャンセルされる
4-3 書類のラスター効果と透明処理の関係
ドロップシャドウやぼかしはラスター設定の影響をうける
4-4 スポットカラーは透明分割に対応するか
スポットカラーの分割はPDF1.4 かDistiller で
透明スポットカラーの分版出力
|
AppleScriptQXPressと怪しい関係以外の本は一応購入させていただき、大変為になりました。
書籍の厚さもちょうど良く、電車での通勤時に持ち歩くのが苦にならなくて良かったです。グラフィックやWeb、DTP関連の本はアート紙など良い紙を使い、ページ数もかなりのあるため、持ち歩くのが苦痛でした。現在の書籍サイズでページ数も今くらいのものが良いです。
内容に関しては、実際に実務に役に立つ内容が集中して入っており、大変参考になります。一概には言えないのですが、内容のポイントをまとめ一覧表になっているとさらに使いやすさが増すと思いますが、いかがでしょうか。(デザイナー/男性/H.N.フリッパー) |
イラレの透明の扱いが、いまいち良くわからなかったが、この本を読んで理解できた。理解できたがために、使わなくなった。透明部分はやはりPhotoshopで作成したほうが扱いやすいなと思った。(デザイナー/男性/H.N.CAPS) |
|