Adobe Illustrator(イラストレーター) 使い方と出力講座:透明効果からPDF保存、Illustrator CS3まで
Adobe Illustrator使い方と出力講座:透明効果からPDF保存、Illustrator CSまで

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Illustrator 8.0 大解剖

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▼第三回 PDFドキュメントの入出力



■13 正しく解析できないPDFの縦組み文字


 PDFの解析でもう一つ問題があります。それは縦組みのテキストの処理です。これは縦組みで文字組みされたPDFをIllustrator 8.0で解析すると、句読点や拗促音、括弧などの記号類の向きが正しく表示されないというものです。
※縦組みのドキュメントをPDFにしてIllustrator 8.0で開くと、縦組みシフトする約物や拗促音などの文字が横組みのまま使用される。解析するときに横組みに置き換えるが、文字コードをシフトできていない。

 この現象は縦組みシフトを行なう文字で発生していて、読み込んだテキストの処理を行なうとき、縦組みのシフトを行なわないまま、解析してしまっていると考えられます。

 もともとMacintosh用のフォントは「83pv-RKSJ-H」という呼称が与えられていますが、この最後の「H」は縦組み用の文字セットであることを意味します。それで縦組みを行なうときにはどうするのかというと、縦と横とでは文字の位置が変わってしまう括弧や句読点などの約物や拗促音などは、区点コードを丸ごとシフトするようにして縦組みの時は、自動的に文字コードが差し変わるようになっているのです。

 正確には、PostScriptフォントとTrueTypeフォントとでは、シフトする文字コードが違いますが、それは出力するときに変換して出力するのです。そうすると、モニタに映しだすときは、QuickDrawが縦組みシフトを行ない、印刷するときはプリンタドライバが縦組みのシフトを行ないます。シフトしなければならない文字コードは、QuickDrawやプリンタドライバがPostScriptもしくはTrueTypeを判別して行ないますが、オリジナルの文字コードは横組みのままになっています。
※上からQuark、PDF、Illustratorの文字を拡大表示したもの。

QuarkXPressのドキュメントをPDFにしても、縦組みの文字セットは正しく表示される。

PDFからIllustrator 8.0で解析すると、縦組みシフトを行なう文字が横組みのまま表示されてしまう。

 Illustrator 8.0では、文字の解析は縦組みであろうと横組みであろうと、全て横組みに変換して行なうようになっています。一般に縦組みではセンターライン、横組みではベースラインと、文字位置の基準が違っているのですが、おそらく仮想ボティを手かがりに、縦組みのものもテキストポイントを横組みに変換してしまうわけです。このとき、縦組みシフトを行ない、文字コードを縦組みに変換していれば、このように問題は発生しないのですが、その処理が解析プログラムには含まれていないようです。

 したがって、現在のところ縦組みのPDFはIllustrator 8.0で解析することはできても、それを使用することはできません。残念ながらこれは解析プログラムを書き直しするしかありません。

 ただしIllustrator 8.0で組んだ縦組みを保存形式の「Acrobat PDF」でPDF化したものは、縦組みであっても問題なく表示できます。しかしQuarkXPressやPageMakerで組んだ縦組みは、PDF化してもIllustrator 8.0の解析は役に立たないのです。
※PageMaker内蔵のPDF書き出しの機能を使っても、同じように縦組みシフトは反映されない。

このコンテンツは1998年12月10日〜2000年4月19日に書かれたものです。





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