|
|
 |
上高地 仁 著/A5/96P/2004年03月31日初版発行/インクナブラ
刊行 |
プリントアウト用やクリーンブラウズ用PDFが収録されたCD付 |
定価:3,990円(内税:190円) |
一般予約価格:3,990円 DTP-S倶楽部会員予約価格:3,150円 |
|
|
混沌とするDTPの世界は、どちらに向かうのか。明日のDTPを担うDTP環境を解説する。画像やフォントフォーマット、PDFやカラーマネージメントの行方を考察する。 |
DTPで利用するアプリケーションやフォント環境は、いままで大きく変貌することはありませんでした。しかし、世の中が変わっていくにつれ、DTPもまた変化するでしょう。
本書では、画像フォーマットが便利さを考えてPhotoshop形式にシフトし、フォントフォーマットも変遷し続けていくため、フォントフォーマットが変わっても対応できるシステムの構築を説いています。
また、電子送稿時代に入稿フォーマットがPDFにシフトしていき、アプリケーションでカラーマネージメントされて環境でのDTPが当たり前になることをわかりやすく解説してします。
これからのDTPの行方を知る上で、是非とも一読したい内容です。また、本書は、ジーエーシティのWebサイトに連載したものを加筆修正してまとめたものです。 |
■第一回 貼り込み画像の標準はEPSからPhotoshop形式にシフトする |
EPSが貼り込み画像のスタンダード
ハンドリングし易く安定したEPS形式
モニタプルーフができないEPS画像
ロスレスでクリッピングマスク対応はPhotoshop形式のみ |
■第二回 劣化するJPEG圧縮は最後に適用するのが賢い使い方 |
ファイルサイズの大きな画像は扱いにくい
カラープリンタから実画像をプリントできないOPIやDCS
圧縮率は高いがオリジナル情報が失われるJPEG圧縮
普及した「JPEGエンコーディング」形式のEPS画像
JPEGは圧縮を重ねると劣化が進む |
■第三回 フォントのダウンロードはPDFのエンベッドの仕組みで |
制限の多い日本語フォントはトラブルが多い
低くなるフォントのプロテクト
アウトライン化すると太って出力される
アプリケーションやOSでするフォントのラスタライズ
PDFでするフォントのダイナミックダウンロード
ダイナミックダウンロードが常識になればフォントトラブルは減少する |
■第四回 フォントフォーマットの改変はどこまで続く |
DTPのコストの要はフォントにあった
安全性のためにはフォント環境は変えられない
CIDとCMapを使うと文字化けしない
アプリケーションではあまり使われてないCMap
フォントフォーマットはこれからも変わり続ける
|
■第五回 PostScriptで扱えない透明効果はどこで分割する |
いまだにIllustratorのスタンダードバージョンは8.0
9.0から採用されたPDFの透明機能
透明が適用される部分は別のオブジェクトに作り直す
透明が分割されるのはいつ
ベクトルを維持して統合の解像度を指定する
透明の分割・統合は出力前が理想 |
■第六回 PDFの編集をIllustratorですればPDFの入稿は怖くない |
出力前の訂正はIllustratorで開けば対処できる
PDFはIllustratorで正しく開けない
TouchUpテキストツールでするPDFのテキストの修正
Illustrator CSではレイアウトを維持してPDFが開く |
■第七回 PDFの普及はアプリケーションのPDF保存が決めて |
バージョンアップしたAcrobat 6.0 Professional
出稿側にあるPDFで出稿するメリット
Distillerでプリプレス用PDFを作成するのは難しい
普及していないアプリケーションでのPDF保存
アプリケーションでのPDF保存はいずれ当たり前になる |
■第八回 Potoshopのカラー設定でするカラーマネージメント(前編) |
コストのかかるカラーマネージメントは普及しない
カラーマネージメントに必要な3つの要素
Adobe Color Engineでできるカラーマネージメント
RGBを統一するRGB作業用スペース
最終ターゲットを指定するCMYK作業用スペース |
■第九回 Photoshopのカラー設定でするカラーマネージメント(後編) |
[カラーマッチングモジュール]はAdobe(ACE)を選択する
印刷で利用する「知覚的」と「相対的な色域を維持」
異なるアプリケーションでカラー設定を共通にする
DTPで必要不可欠になるACEのカラー設定
|
印刷するときのカラーをモニタに表示する
標準的なプロファイルでCMYKをマネージメントする
洗練された「Japan Color 2001 Coated」
モニタの固体差はモニタプロファイルで吸収する
モニタカラーマッチングでする印刷のシミュレーション |
■第十一回 プリンタで校正する印刷のシミュレーション |
カラープリンタで手軽にするプリンタカラーマッチング
プリンタでも必要なプリンタのデバイスプロファイル
ACEだけでするカラーマネージメント
カラープリンタでするカラーマッチングの注意点 |
■第十二回 OpenTypeのコピー&ペーストはいつできる |
いままでのJIS規格だけでは足りなくなった文字コード
字形として定義されていなかったJIS規格
JISにない文字はCIDとCMapで扱う
現在はOSの制限を受けるOpenTypeフォント
Mac OS Xではユニコードで文字情報を交換できる
|
■番外編 「InDesignソリューションセミナー」をレポートする |
文書構造がわからないと利用できなかったXML
フィードバックが難しいAppleScriptの自動処理
プログラムの改変とデータベースとの連携
InDesignにCSVを読み込みXMLで自動組版する
XMLデータのマルチユースを提案する |
サンプルPDFを用意しました。
サンプルPDFは、第一回から第三回と、番外編の見開きページのみを掲載しています。続きをご覧なりたいときは、本書をお買い求めください。
|
■PDFのダウンロード |
 |
<< ダウンロードする(約2.8MB) |
|