インクナブラ 編/A4/112P/2003年10月7日初版発行/インクナブラ 刊行 Print: Microline 3050c 検索用クリーンブラウズPDFが収録されたCD付 定価：7,140円（内税:340円） 一般販売価格：7,140円　DTP-S倶楽部会員価格：6,300円

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インクナブラではフォントワークスジャパンのLETSを販売しています。LETSというフォントを低価格でレンタルするという考え方には、私も共感していますので、多少なりとも、LETSの普及に役に立ちたいと思うわけです。 　販売するというのは、商売でやっているわけですが、できるだけ、この仕組みを多くの人に活用して欲しいわけです。 　ただ販売するのではなく、普及を促進するために、なにかできることはないかと考えたわけです。それで、InDesignの字形切り換えのリストを作成しようと思い立ったわけですな。 　私が思うのは、LETSが普及するには、OpenTypeフォントの普及とある程度連動するだろうな、ということです。OCFにしても、CIDにしてもいまのPostScript Type1のスタンダードを突き崩すのはなかなか難しいと思うわけです。OpenTypeでのシェアを固めていけば、LETSはスタンダードフォントになると私は思っています。 　それでそうなったとき、LETSの入会をインクナブラからして欲しいし、入会していただく以上、インクナブラでできるサポートをできるだけ行いたいと思うわけです。 　そのために、LETSに入会するとDTP-S倶楽部に同時に入会できるようにしているわけですが、さらに、実用的なサポートをしようということで、『InDesignで使うAdobe Japan1-4切り換え漢字字形一覧』が作成されたわけです。 　ですから、このリストは、インクナブラからLETSにご入会いただいた方には、何らかの形で配布したいと思っています。どういう形になるのかは、まだ検討中ですけどね。 　もともと配布するために作成していたので、A5サイズで100ページまでと考えていたのですが、実際に作成してプリントすると、けっこう「文字が小さい」わけですな。それで、B5で出してみました。まだすこし小さいかな。切り換え字形の中には、よく見ないどこが違うのかよくわからないものがあります。点が一つあるだけとか、線の長さが違うだけとかね。そういうものは、文字のサイズが小さいとほとんどわからなかったりします。 　A4にしてみました。A4だとかなり見やすくなります。文字コードのテキストサイズもかなり小さかったので、A4サイズにまで拡大すると、けっこう読みやすくなりました。 　ただ、A4にして印刷すると、これをLETSに申し込まれた方にそのまま配るのはけっこうつらいものがあります。正直言って、コストを考えると、商売にならないわけですな。 　それともう一つ、インクナブラから必ずしもLETSに入会できない方で、『InDesignで使うAdobe Japan1-4切り換え漢字字形一覧』が欲しいという方もいるかもしれません。そういう方のためには、そのまま販売するものがあってもいいのではないかと、いうことでした。 　需要はそれほどないにしても、一覧表を手元に置いておきたいという要望は必ずあると思います。そういう方のために、書籍としても発行しようということになりしまた。 　書籍で発行する分は、A4サイズにして、PDFを付けることにしました。その分、価格は高くなりますが、大きなサイズみたいとか、PDFも欲しいという場合は、販売しているものを使って貰おうということになりました。 　LETSの会員の方に配布するものは、予定ではA5サイズのままになりそうです。こちらはハンディ版ということで、今月中に作成して配布を予定しています。 　ただし、配布形態は、まだすこし検討するかもしれません。1アカウントの方も、10アカウントの方も同じように配布してもいいのか、ということもあります。アカウント数に応じて配布数を決めるという方法もあるでしようから。

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