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DTPにとってデジタル化は時代の流れであった。しかし同時にコストダウンの先兵となった。印刷業がコストダウンであえぐ中、いまあるデジタルの資源を活用して新しいビジネスを模索すべき時代にきている。本書では、デジタルを活用してお金をかけないでビジネスする具体的な方法を紹介する。
※Professional DTP誌2001年7月〜2002年8月まで「目指せ!印刷営業の達人」として連載したものです。 |
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あなたにでもできる独立のすすめ
「インクナブラ」ってなんですか/変わるものと変わらないもの/「印刷業界」という意識では新しいマーケットは生み出せない/あなたがやりたいテーマを見付けよう
素材集ビジネスはパブリッシングなのだ
素材集ビジネスを思いつく/ロイヤリティフリー全盛の波に乗る/資本がかからないように工夫しよう/小ロットに見合った通販のカタログで売る/素材集はクリエーターのためにもあるのだ
パブリッシングの新しいカタチを作ろう
制度疲労を起こした書籍流通には未来はない?/本が売れなくなると、出版点数が増えるのだ/たった10ページのためだけに本を買う/書籍流通の仕組みを使わなくても出版ビジネスは成り立つのだ
フォントはレンタルサービスに戻ればよいのだ
日本語DTPのネックはフォントにあった/タダにはできない日本語フォント/文字数はどこまでも増える/使い勝手をよくしてフォントをレンタルする
PDF入稿サービスの可能性を探る
時代のながれはデジタルマスター/CTPとは相性がいいPDFなのだ/普及したAcrobatはPDFの需要を喚起する/プリンタ出力とポストプレスから始めるPDFの入稿ビジネス
フリーウェアだってパッケージ化できる
AppleScriptの壁は高い?/フリーウェアだって製品になる/カルピスウォーターは何故売れた/ノウハウだって形にすれば製品になる
PDFマガジンで一番になる
PDFで雑誌を作ろう/広告代で成り立つ雑誌/全文検索の普及がターニングポイントになる/PDFマガジンはB toBで広告主体でつくる
Webでものを売るための条件とは
FireWireのハードディスクケースを売りたい/使い方を解説して売るのはどうだ/バーゲンしても売れないものは売れない/有益な使い方を教えるとものは売れるのだ
PDFの面付けテンプレートというコンテンツを売る
『自動処理できるPDF面付けの素』完成せり/DTPは小学生でもできなくてはならないのだ/大事なのは「なにができるのか」なのです/一つのコンテンツをいくつもの方法で売ろう
素材集ビジネス、付加価値の付け方
戦国時代の素材集ビジネス/“ロッシー”な圧縮画像はもういらない/編集自在はレイヤー形式が本命/ノウハウや使い方を付けて付加価値を高くするのだ
カラーマッチングはデバイスプロファイルが命
私はカラーマネージメント不要論者だった/印刷結果をベースにカラーマッチングを考えよう/[カラー設定]を統一するのが一番簡単なカラーマッチング/デバイスプロファイルを使ってみよう
セミナーもコンテンツを展開するメディアのひとつだ
DTPのためのPDF本を上梓しました/セミナーの告知はWebで事足りるか/セミナーをカップリングする/出来高払いの本音のセミナーをオンデマンドでする仕組み
手近のデバイスを使ってビジネスを考えよう
「100ページの本が、なんと98,000円」/見積とともに相談もやってくる/CD-Rは儲かるデバイスだった/CD-Rは少なくとも原価の7倍で売れるのだ
コンテンツの販売はマルチベネフィットを目指す
映画の製作費がうなぎのぼりになるのはマルチベネフィットだから/ダウンロード販売以外のオン・デマンドサービスはあるか/CDに焼いてオン・デマンドサービスする/複数の素材を自在に使えるのがメリットだ
デジタルリソースって何─あとがきに代えて
初出一覧 |
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