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トップページ書籍製品一覧>AppleScript QuarkXPress3.3J 自動処理 実例集
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AppleScript QuarkXPress3.3J 自動処理 実例集
たけうちとおる 著/A5/104P/2001年10月26日初版発行/インクナブラ 刊行
Print: Microline 3050c
たけうちとおるさんのWebサイトは こちら(http://www.ne.jp/asahi/tan/puku/)です。
サンプルスクリプトが収録されたCD付
定価:3,990円(内税:190円)
一般販売価格:3,990円 DTP-S倶楽部会員価格:3,570円

目次


「AppleScript QuarkXpress3.3J 自動処理 実例集」ができるまで

 たけうちとおるさんとお会いしたのは、今年の5月でした。たけうちさんが本を出したいという話を森田博巳さんからお聞きし、「それでは一度お会いしましょう」ということで梅田で待ち合わせしたのです。
 たけうちさんといえば、三国志の登場人物の名前の付いたオンラインソフトをいくつもリリースされています。オンラインソフトには、「王双」「関平」「張合」といった割と脇役の名前を使うことが多いようですね。
 さて、たけうちとおるさんくらいなると、ちゃんとした出版社から書籍を出していてもおかしくないのに、住んでいるところが京都のためでしょうか、いままでそういう機会に巡り会うことがなかったようです。
 本を出したいと言う気持ちは、私もよくわかります。私の場合は、タイミングよく、Webにコンテンツをアップしたので、出版社さんからお声をいただきましたが、まあ運がよかっただけでしょうね。

 新阪急ビルの高層階の、大阪平野を見渡せる店で、私とたけうちさん、そして森田博巳さんの三人で打ち合わせました。森田さんは、DTPエキスパート兼DTP検定の資格者ですが、DTP検定の方は数少ないトレーナーの一人という強者です。
 AppleScriptの初心者向けの本を出したいというたけうちさんの話を聞きながら、すこし考えました。初心者向けの本といえば、AppleScriptの基本的なことから始めることなるでしょう。そうなると、そのあたりことについて書かれた本はいくつもあるわけです。
 もちろん基本的なことは身につける必要があるでしょう。しかし、私がユーザーの立場でAppleScriptに期待することは、即実践に役に立つことではないか、ということでした。もしもAppleScript本の内容がすぐさま実践に活用できるのであれば、そのための勉強はそれほど苦にはならないはずです。
 「基本を勉強して、応用は自分で考える」ではなかなか身に付きません。英語だっていくら文法を勉強してもなかなか身に付かないと思いませんか。それより、単身アメリカに行って英語しか話せない環境に身を置くと確実に身に付くはずです。AppleScriptだってそれと同じで、実践的に使っていけば、身に付いていくものだと思うわけです。まずは、使っていくということが大事です。
 AppleScriptで何をするのかというと、くり返しの作業は自動化して、作業を効率化したいということでしょう。DTPで定型処理を行うものは、自動処理は避けて通れません。ですから、サンプルのスクリプトがあって、その構造が理解できていれば、中身を書き換えれば、ある程度の応用がきくはずです。それができれば、AppleScriptは十分実用的なものになるのではないでしょうか。
 印刷会社の中では、AppleScriptを十二分に活用している会社もあるでしょうが、実践的な内容となると、なかなか外に出てこないのが実情です。また、AppleScriptのセミナーもありますが、数時間のセミナーでは身に付くわけもなく、セミナーだと短いものでも数日は続けて受講しないと理解できない場合が多いようです。
 というわけで、私はたけうちさんに、現場で実際に使っている実践的なものを先に出しませんかとお願いしたのです。これから始めたい人にとっても、独学で実績的な内容を覚えるための教本になるでしょうし、また既に活用している人にとっても、十分参考になる内容こそがいま求められているものだと私は思うのです。

 まず実践的な内容で本を出した後、初心者向けの本を出してもいいのではないかと私は提案しました。たけうちさんにとっては、実践的な内容は、丸秘にしてもいいような貴重なノウハウだと思いますが、何一つためらうことなく公開していただくことを了解されました。
 この本ではまず最初に「名刺の自動処理」というシンプルなAppleScriptの構造と作成方法に始まり、1ページ1ファイルの定型処理、HTMLのフォーム原稿を定型文に流し込む方法、そして、画像を含み複数のレイアウトパターンに商品カタログを自動処理する方法。また一つの商品に複数のボックスを配置する不動産カタログの自動処理、EPSファイルを書き出しての面付け処理など、実にそのまま使えるようなAppleScriptが満載されています。
 「AppleScript QuarkXPress3.3J 自動処理 実例集」は、そのままみなさんの仕事で役に立つ実例を掲載してあります。そのため、ある意味ではハードルは低くありません。しかし、本当にDTPでAppleScriptを活用したいと思うのであれば、確実に役に立つ内容となっています。DTPでAppleScriptを活用するための水先案内人の一つになることは間違いないでしょう。(上高地仁)


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