日本で電子書籍が大きな話題となったのは、2010年の6月頃からだと言われています。この時期からインターネットで電子書籍関係ワードの検索数が増えてきています。
AmazonのKindle
AppleのiBooks
がアメリカで著しく成長したことで、電子書籍は大きく注目されました。アメリカで流行れば日本でも流行ると誰もが思ったからです。日本でも電子書籍がブームとなる兆しが2010年の夏あたりから顕著になっていきます。
AmazonのKindleやAppleのiBooksのサービスが日本で本格的に開始されるまでに、日本での電子書籍マーケットを確立しようと、日本の出版社、書店、取り次ぎ、印刷会社、デバイスメーカーなどの関連企業が電子書籍に参入しました。「黒船」がやってくる前に、日本の企業はマーケットに参入したのです。
日本での電子書籍マーケットは、いままで何度も立ち上げに失敗しています。何故失敗したのでしょうか。失敗したのには理由があるはずです。しかし失敗した理由を探しても、成功できるとは限りません。
アメリカではAmazonが圧倒的なシェアで電子書籍マーケットを立ち上げました。Amazonが成功した理由にこそ、日本での電子書籍を成功させる鍵があるのではないでしょうか。つまり、日本でも電子書籍で成功したかったら、Amazonが成功した理由に焦点を当てるべきなのです。
AmazonのKindleブックスが成功した理由として
新刊ハードカバーを9.99ドルで販売
3G回線でどこでも無償ダウンロード
1クリックでの注文
が上げられます。Kindleが爆発的に普及する前、アメリカではKindle以外の電子書籍も普及していましたが、だいたい紙の書籍に対して定価の7掛けくらいの価格が設定されていました。25〜30ドルくらいの新刊ハードカバーが、電子書籍として16〜17ドルくらいで販売されていました。3割引くらいだとあまりオトク感はなく、一部のユーザーだけが電子書籍を買っていました。
ところがAmazonは新刊ハードカラーであるにも関わらず、紙の書籍の定価に対して3割〜4割程度の価格で電子書籍を販売したのです。つまり半値以下、6割から7割引での販売です。9.99ドルだと、ハードカバーを100冊程度買うと、Kindle本体価格が償却できてしまうことになりました。読書家にとっては極めてインセンティブの大きい誘惑でした。
3G回線を搭載したのもKindleの魅力でした。携帯電話の回線を使って購入した電子書籍を何時でも何処でもダウンロードでき、電子書籍を読むことができました。Kindleは衝動買いできるサービスになったのです。
また申込み方法は、Amazonがビジネスモデルとして特許を申請していた1クリック方式で申込みとなります。というより、Amazonには1クリックで書籍を購入していたユーザーがたくさんいて、紙の書籍も電子書籍も同じ感覚で申し込むユーザーがたくさんいたのです。平たくいうと、カード決済に抵抗を感じないユーザーです。
AmazonのKindleブックスが成功した理由を別の言い方をすると
端末本体代実質無償
場所時間を選ばす購入可能
衝動買いにも即座に対応
ということが言えそうです。電子書籍を読むためにわざわざ端末にお金を払うユーザーは少ないのではないでしょうか。しかし、「100冊ダウンロードすると、元が取れる」と言われると、購入してもKindleの端末代として支払ったお金は心理的に正当化することができます。つまり紙の書籍を買うコストと比較すると、Kindleは合理的で経済的なので、紙の書籍を買って読むという行為を「リプレース」するだけの価値を持っていたわけです。
3G回線でのダウンロードと事前にカード番号を登録したユーザーを組み合わせることで、電子書籍を数量を限定せずに配信することが可能なりました。「端末本体代実質無償」というインセンティブと、何時でも何処でもダウンロードして読むことができるという「ウリ」が成功した理由ではないでしょうか。
私、上高地仁が電子書籍の関心を持ったのは、InDesignからのEPUBの書き出しでした。当時、EPUBはあまり知られていなくて、多くの人がInDesignからのEPUB書き出しに関心を持ちました。EPUBの作成方法を調べていく中で、 |
|
EPUBは日本での電子書籍のスタンダードになるのか
ということがとても気になりました。
EPUBは電子書籍フォーマットしては、もっともスタンダードになりそうな国際規格です。ただし、日本では縦組みにも対応しておらず、複雑な組版の再現もどのようになるのかは不透明です。AppleのiBooksとソニーのReaderはEPUBを使っていますが、DRMが適用されています。
ただしアメリカではEPUBはスタンダードではありません。アメリカでもっとも使われている電子書籍フォーマットは、AmazonのAZWという形式です。もっともAZWはEPUBと同じHTMLをベースとしたリフロー形式のフォーマットです。Amazonで配信している電子書籍の中には、EPUBで入稿してAmazonでAZWに変換しているものもあります。
EPUBの日本語対応は次のバージョンまで待つしかありませんが、日本の電子書籍の普及は著しく、EPUBの仕様が完成するまでには、電子書籍の趨勢は決まっているかもしれません。
日本の電子書籍で現在もっとも普及している形式は
iPhone用のApp形式
です。タイトル型とも言われますが、アプリとして配信されるものです。現時点で日本でもっとも売れた電子書籍は
ダイヤモンド社の『適当日記(高田純次著)』
でしょう。2010年11月のキャンペーンで10万部越えしました。電子書籍のダウンロード数は紙の書籍の販売数の3〜5%程度のものが一般的ですが、『適当日記』は紙の書籍の販売数とは関係なくダウンロードされました。ケイタイ小説を除けば、iPhoneアプリ形式の電子書籍こそが、日本での電子書籍のスタンダードなのです。
日本でのiPhoneアプリでの電子書籍はアメリカでのKindle普及要因をほぼ満たしています。つまり
端末本体代実質無償
場所時間を選ばす購入可能
衝動買いにも即座に対応
という条件です。iPhoneユーザーは端末代をすでに支払っていて、既にiPhoneを持っています。iPhoneアプリでは場所や時間を選ばすアプリをダウンロードできます。購入もパスワードを入力するだけでカード決済されます。ただしソフトバンクの3G回線は不安定なので、ビルの谷間や山間部ではつながりにくいという欠点はありますけどね。
2010年末の時点でiPhoneとiPod touchのユーザーは推定で
iPhone 450万台
iPod touch 250万台
と言われています。両方を足すと、iPhoneアプリを閲覧できる端末を持ったユーザーがのべで約700万人もいるのです。この700万台はすでにクレジットカードを登録し、何時でもパスワードのみでアプリを購入可能なのです。
もちろんiPhoneユーザーの多くは電子書籍を買うユーザーではないでしょう。しかし、分母が大きくなければ、販売数を増やすことはできません。電子書籍を販売するプラットフォームとしては、日本ではiPhoneアプリ形式が現在最大なのです。
また、日本で電子書籍を発刊するにしても、英語の書籍であれば、分母はさらに大きくなります。現在iPhoneやiPadなどのiOSを搭載した端末は全世界で
1億2000万台
と言われています。潜在的な顧客層では、iPhone用のApp形式がもっとも可能性を秘めています。
もしあなたが「コバンザメ方式はいやだ」と言われるのであれば、独自にプラットフォームを構築する方法もあるでしょう。しかしプラットフォームで独占したいのではなく、より多くの人にコンテンツを配信したいのであれば、もっとも大きなマーケットで勝負するべきではないでしょうか。今のところ電子書籍はiPhoneアプリで提供するのが王道なのです。
iPhoneで電子書籍は読みにくいという意見はよくあります。たしかに文庫や新書を自炊してiPhoneで読むのは無理があります。自炊本は、やはり画面サイズで6インチくらいは欲しいでしょう。しかし、電子書籍も最初からiPhoneの画面の大きさに最適化してレイアウトすれば、読みにくいことは全くありません。
一般的にiPhoneアプリ形式の電子書籍では一画面に表示される文字数は200文字くらいです。このくらいだと、テキスト全体を見通しやすく、流し読みしやすくなります。ページめくりもタップするだけなので、関心度の低い内容が書かれているページはどんどんと読み飛ばすことができます。
文庫や新書を読み慣れてきた読者にとっては、iPhoneのサイズは違和感があるでしょう。しかしそれは慣れです。何冊か読めば、画面のサイズはほとんど気にならなくなるでしょう。慣れてくれば確実に紙の本よりも読むスピードはアップするはずです。
iPhoneのメリットは携帯電話として常時端末を携帯していることにもあります。手すきの時間があれば、何時でもiPhoneからダウンロードしたiPhoneの電子書籍を起動して続きを読むことが可能です。専用端末が不要で、読みたいときに読めるのが、iPhoneアプリの電子書籍なのです。
電子書籍には「ストア型」と呼ばれるものがあります。ストア型はストアアプリをダウンロードしてそこから電子書籍を申し込みます。アプリ内課金が可能になり、ストア型のアプリは増えてきています。
ダイヤモンドブックス(ダイヤモンド社)
日経BPストア(日経BP社)
ビューン(ビューン)
電子書籍・コミックリーダー ebiReader
honto BOOK(大日本印刷)
マガストア電子雑誌書店(電通)
BOOK☆WALKER(角川書店)
学研電子ストア(学研)
主婦の友書店(主婦の友社)
などがあります。iPhoneとiPad用のストア型アプリは他にもありますし、これからもますます増えていくでしょう。
ストア型のアプリにはiPhoneアプリにはないメリットがいくつもあります。もっともわかりやすいのはコンテンツの管理でしょう。誰が電子書籍をダウンロードしたのかがわかるので、複数の端末での閲覧したり、前回ページ情報、しおり、ハイライトや注釈の共有が可能になります。また、コンテンツをクラウドサーバで管理することも可能です。
しかしこうしたストア型のアプリでは、ストアアプリのダウンロードが必要になります。電子書籍を読みたいと思っても、ストアアプリをダウンロードしなければならないのだとしたら、購入率は下がってしまうのではないでしょうか。ストアアプリのダウンロード数がiPhoneの端末の台数を超えることはありません(Kindleのように複数の端末でストアを展開すれば可能です)。
本を買うとき、指名買いするとは限りません。悩んで買うときもあれば衝動買いするときもあります。指名買い以外は、買いやすくすれば購入率は上がります。ストアアプリのダウンロードは指名買い以外では、購入するときにハードルとなります。
たとえばスーパーマーケットで、野菜用のレジ、魚用のレジ、肉用のレジという具合にカテゴリー別にレジが分かれていたとしたらどうでしょう。そんな面倒なスーパーマーケットでは買い物をしたいとは誰も思いません。その店しかなければ仕方がありませんが、他にスーパーがあれば、同じレジですべての買い物ができるスーパーに誰もが行きます。買い物カゴに入れて、お金を払うまでを最短にするのが、買いやすくする秘訣です。
もし『適当日記』がストア型のアプリでしか買えない電子書籍だったとしたら、10万部も売れたでしょうか。いくら安くしても、iPhoneから最低価格の115円ゲームを気軽にダウンロードするようにいきません。ストアという1クッションを挟むと、購入数は確実に下がってしまうのではないでしょうか。
将来的にストアアプリが普及し、ストアアプリのメリットが大きくなることはあるでしょう。しかし今はストア型の持つメリットで電子書籍が買われるわけではありません。ストア型で配信すれば、実質的に店頭にすら並ばない電子書籍になってしまう可能性があるのです。
AmazonのKindleサービスが普及した理由の1つには、Amazonの1クリックでの申込み方法がありました。ビジネスモデル特許として話題になったAmazonの1クリック方式は、インターネットではもっとも最短で購入できる方式です。書籍やDVD、CDを買い慣れたAmazonユーザーは、電子書籍も同じ感覚で1クリックして購入しました。事前にクレジットカードを登録していれば、購入ボタンを押すだけです。
Amazonの1クリック特許は裁判所の判決でいまでは無効となりましたが、AppleはいまでもAmazonから1クリック特許をライセンスを受けています。iTunesストアでは購入すると、あとはパスワードを入力するだけです。それでカード決済されてしまうのです。
電子書籍には形はありません。ですから、「欲しい、読みたい」と思ったときにすぐに買える仕組みがとても重要です。有料のアプリを買うように有料の電子書籍アプリを買うようにすることが、電子書籍販売のキモではないでしょうか。
ストア内にある電子書籍はApp Storeで検索されるでしょうか。
App Storeのブックカテゴリーにリストされなければ、
その電子書籍は存在しないのと同じです。
というのは言い過ぎでしょうか。そのうち、ストア内の書籍もApp Storeのトップセールスでリストされたり、検索されたりするかもしれませんけどね。
電子書籍のiPhoneアプリの作成には普及しているサービスがいくつかあります。
dotBook(ボイジャー社)
DReader(ダイヤモンド社)
MCBook(モリサワ社)
が代表的でしょう。これらのアプリ作成ソフトの費用を比較してみましょう。
|
dotBook |
DReader |
MCBook |
年間の費用 |
30,000円 |
なし |
50,400円 |
アプリ変換費 |
5,000円/1アプリ |
31,500円/1アプリ |
なし |
ロイヤリティ |
5%〜10% |
10% |
5% |
たとえば、年間10本の電子書籍アプリを発行する場合は、dotBookでは80,000円(税別かも知れません)、DReaderでは315,000円(無料アプリはデータ流し込み代として1冊105,000円)、MCBookは63,000円(ロイヤリティ最低基本料として、3,150円/ 3ヶ月分が必要なため)が必要となります。
もし115円で販売するとしたら、dotBookとMCBookは1,000冊くらい、DReaderだと4,000冊くらいは販売するとアプリ作成ソフトにかけたコストを回収できます。作家にロイヤリティの半分を提供すれば、その倍は売らなければなりません。出版社として利益を出すには、制作費も必要になりますから、それ以上売る必要があります。ロイヤリティが高ければ高いほど、損益分岐点も高くなってしまいます。
◆iPhone用電子書籍ビューアDReaderのご案内[ダイヤモンド社]
http://diamond.jp/e-books/dreaderguide/index.html
◆デジタルデバイス向け製品 MCBookの価格[モリサワ]
http://www.morisawa.co.jp/biz/products/main/device/mcbook/#price
◆ボイジャー.bookとモリサワMCBookの比較表[graygoo]
http://bit.ly/gZHxxI
これらのソフトはいずれも高機能です。iPhoneとiPadの両方に対応しています。iPhoneでダウンロードしてもiTunesにバックアップし、同じiTunesに同期したiPadがあれば、iPadでもダウンロードした電子書籍を読むことができます。また、テキストサイズや文字送りを変更したり、iPadで見開きサイズで表示することも可能です。縦組み横組みも自由自在です。それ以外のオプション機能も豊富です。
電子書籍の普及を考えたとき、これらは少し敷居が高いのではないかと思うのです。確実に売れるコンテンツをたくさん抱えていたら、年間数千冊の販売数はまったく難しくはないでしょう。しかし売れるかどうかは誰にもわかりません。現在、電子書籍を確実に売るノウハウを持っている出版社はほとんどありません。
電子書籍を売るためには、いろいろなアプローチを試してみることが必要です。まず電子書籍を発行してみて、売り方を模索してみないと、どうすれば売れるのかを知ることはできません。
売れるコンテンツであれば、高機能の電子書籍アプリを使う方がいいでしょう。しかし売れるかどうかわからないのであれば、作成費用をかけるべきではありません。売れるコンテンツを見つけてから、あるいは売れる方法を身につけてから高機能の電子書籍アプリを導入しても遅くはないのではないでしょうか。
それでは作成コストを下げるにはどうすればいいのでしようか。電子書籍といっても、iPhoneアプリですから、作成するにはXcodeを使いこなさなければなりません。Xcodeというのはアップルのアプリを開発するための統合開発環境をいいます。具体的にはアプリを作成するには「Objective-C」というプログラム言語を習得する必要があります。つまりプログラマーとしての資質が求められるのです。Objective-Cを書くことは誰にでもできるわけではありません。
そこで、誰にでもできそうなiPhone電子書籍アプリの作成方法を考えてみました。Objective-Cが書けなくても、iPhone電子書籍アプリを作る方法です。どんなアプリでもというわけにはいきませんが、電子書籍に限定すればできそうです。
もし簡単に電子書籍アプリが作成できれば、
年間の費用なし
アプリ変換料なし
ロイヤリティなし
という縛りを一切放棄することができます。最初にツールを導入していただければ、あとは何種類の電子書籍を発行しようと、ランニングコストは電子書籍の制作費だけになります。忘れていました、Appleのデベロッパプログラムの費用は別途かかります。
具体的にどうするのかというと、
iPhone用に限定
ファイルはPDFを使用
します。Xcodeで電子書籍のオブジェクトファイルを作成しておき、PDFを貼り込んでおきます。そしてそのPDFをオブジェクトファイルで差し替えるだけです。
ファイルの差し替えは簡単です。ファイルを取り込み、指定するだけです。さらに動画を挿入できるようにしました。特定の場所をクリックすると、別ウィンドウで動画が表示されます。単なるPDFでは動画に対応していませんが、アプリにすれば動画も挿入できます。ナビゲーションバーに目次アイコンを用意し、目次を作成します。あとは、Xcodeでビルド(アプリに変換)するだけです。
もう少し具体的に手順を説明しましょう。
ステップ1 Xcodeプロジェクトファイルを開く
ステップ2 PDFファイルの上書き取り込み ステップ3 ビルドボタンをクリック
プロジェクトファイルを開く
*PDFを選択するとプレビューされます。
*差し替えたいPDFを追加します。
*差し替えたPDFがプレビューされています。[ビルドと実行]します。
*シミュレータでの表示。
*目次のアイコンをタップすると目次が開きます。目次は設定ファイルでの指定が必要です。
この3つのステップで電子書籍アプリが「サクッと」できてしまうのです。PDFを差し替えるだけであれば、Objective-Cのコードをさわる必要はありません。もちろん、そうはいっても目次を設定したり、Webリンクを作成する場合は、多少は設定ファイルのカスタマイズは必要です。カスタマイズといっても、既にある設定ファイルを書き直すだけです。カスタマイズは極めて簡単にできます。
PDFですから高度なことはできません。画面に表示する文字のサイズや送りを変更することもできませんし、縦組みを横組みにすることもできません。iPhoneではそのままPDFが表示されることになります。しかしiPhoneサイズでPDFを作成することは簡単です。MS Wordで作成したPDFでも電子書籍化することが可能になるのです。
デメリットはありますが、PDFが固定レイアウトだからこそのメリットあります。文字組版は自由自在です。ハウスルールもそのまま反映。図版もイラストもiPhoneの画面サイズでレイアウトしていれば、そのまま使うことができます。ピンチイン/ピンチアウトも可能ですから、部分的に拡大することもできます。
電子書籍アプリといっても、PDFさえ用意すれば、どのようなコンテンツでも差し替えてiPhoneアプリとして配信可能です。テキスト主体のコンテンツにこだわる必要はありません。マンガでもPDF化すればiPhoneアプリになります。ただし、Appleの審査に合格にするコンテンツであることが必須条件です。
電子書籍マーケットに殴り込みをかけたいあなたのために、このツールは作成されました。コストを気にせず、電子書籍を作成しリリースするために、是非ご活用ください。話題性のあるコンテンツを配信できれば、App Storeのブックカテゴリーのトップチャートに掲載される可能性は今なら小さくありません。iPhoneアプリのブックマーケットの参入は今がチャンスなのです。
|