DTPはいま大きく変貌しつつあります。いままでの印刷技術、とりわけ写植製版の技術の代替方法から、デジタルならではの技術を利用してのビジネスが台頭しつつあります。そのに伴い印刷営業もその役割を変えていく必要があるのではないでしょうか。
「InDesignのデータを出力したい」と言われたとき、あなたは的確に対処し行動できるでしょうか。それができなければ、新しいマーケットを開拓することはできないかもしれません。
このセミナーでは、現在のDTPと印刷に関わる新しい技術を、実際に営業展開する中で、どのように切り込み活用して受注に結びつけていくのかを解説します。PDF、カラーマネージメント、CTPのワークフローの活用方法や、OpenTypeやInDesign、あるいはMac OS Xなどを利用したデータの扱い方などのハンドリング方法を知り、それを実際に営業活動に活かす方法を提案します。




講  師 上高地 仁
時  間 2時間
主な内容 ■印刷営業の役目とは
印刷会社において印刷営業が果たすべき役割を整理します。なぜ営業マンがデジタル技術に精通しなくてはならないのかを考えます。会社と得意先と営業マンの利害を調整しつつ、受注するための交渉力を高めることに営業マンの役目があります。

■コストダウンの意味とは
デジタル化によってもたらされるものは、「コストダウン」です。コストダウンを他社より先駆けて行うことで、利益が生み出されます。コストダウンの提案こそが営業がすべきことなのです。利益を確保しつつコストダウンの提案を行うことが、いまの営業マンに求められていることなのです。

■印刷はPDFとCTPのワークフローで変貌する
印刷はいまCTPが主流になりつつあります。とりわけ、ショートランカラーのマーケットではCTPが常識と化しつつあります。しかしCTPのコストメリットを享受するためには、平台色校正を捨ててカラーマネージメントを理解し、PDF入稿が必要となります。そのなかで必要とされるスキルを身につけましょう。

■IllustratorやInDesignの入稿はドウスル
Illustrator 9以降のファイル、InDesignのファイルが入稿されたとき、いままでのように「できません」で済むでしょうか。これらのデータでも出力条件さえ適切に管理すれば、出力は難しくありません。データ入稿時に注意すべき点を整理します。