カラーマッチングを果たす上で、一番重要なことは、アプリケーションで共通のカラーマネージメントシステムもしくはエンジンを使うことです。それができれば、アプリケーションを切り換えても、同じモニタ出力、同じプリンタ出力が実現できます。 |
講 師 | : | 上高地 仁 |
時 間 | : | 2時間 |
テキスト | : | Adobeアプリケーションでする素材集ためのカラーマッチング読本(インクナブラ発行) |
主な内容 | : | 1 カラーマネージメントの基礎知識 カラーマネージメントにおけるLab値の位置づけとICCプロファイルの使い方を基本、そしてレンダリングインテントの違いをわかりやすく詳説します。またAdobeの[カラー設定]で推奨される「プリプレス-日本」で使われている作業スペースの意味と「Adobe RGB」「Japan Standard v2」についてもその意味するところを紐解きます。 2 Photoshopでする[カラー設定]の使い方 Adobe製の[カラー設定]の標準はPhotoshop 6.0からですが、ここでは、画像にプロファイルを埋め込んだ画像を開くときに現れるアラートの意味を解説します。プロファイルが埋め込まれているとき、埋め込まれていないときの画像を開いて、[カラー設定]を変更したとき、なぜモニタのカラーは変化したり変化しなかったりするのかを解説します。 3 アプリケーションでのモニタカラーマッチング カラー管理された画像やドキュメントを、レイアウトアプリケーションの機能でモニタ表示を統一する方法を述べます。Illustrator 9.0以降やAcrobat 5.0、InDesignでモニタの表示を統一し、アプリケーションを切り換えても同じカラーで表示する方法を紹介するものです。画像に埋め込まれたプロファイルはレイアウトソフトに反映するかどうかなどを知ることができます。 4 アプリケーションでのプリンタカラーマッチング 最後はアプリケーションからのカラープリンタでのカラーマッチングの仕組みを解説します。オフセット印刷と同じ色合いでカラープリンタから出力するために必要なものは何か。そしてそのためのアプリケーション側での設定はどうするのかということを解説します。これで、カラープリンタから、オフセット印刷をシュミレーションして出力することが可能になります。 |