「DTPでするAcrobat 5.0完全活用講座」は『DTP実務者のためのAcrobat PDF活用ガイド(上高地仁著)』をテキストに、日頃みなさんが使っているDTPレイアウトソフトの延長で、みなさんが目的とするPDFを作成するために必要十分な知識と操作方法を解説したものです。
 DTPにとってのPDFの意味と位置づけ、Distillerのジョブオブションの設定項目の使い方、プリンタドライバの違いとその使い方といった基礎的なことから、DTPアプリケーション、DTP以外のアプリケーションでのPDF作成のためのPostScriptファイルの書き出し方について詳細に解説してあります。またMacintoshユーザであっても知っていたいWindows環境のWordからのPDFの作成方法も解説してあります。
 またDistillerのPDFだけでなく、IllustratorやInDesignのPDF保存の方法とその違い、そしてMac OS XでのQuartzによるPDF保存の仕組みとその方法も解説します。
 PDFの作成方法だけでなく、Acrobat 5.0のTouchUpでできること、PDFをコンポジットや分版で出力する方法や面付けする方法も紹介します。
 今後、いまのPostScriptファイルからPDFでの出力に移行していく中で、PDFの使い方を知り使いこなしていかなくてはなりません。そのために必聴の講義内容です。




講  師 上高地 仁
時  間 3〜4時間
テキスト DTP実務者のためのAcrobat PDF活用ガイド/上高地仁著
(毎日コミュニケーションズ刊)
主な内容 PDFに求められる三つの顔
 ネットワークでの標準ブラウザ
 ドキュメント管理
 出力用ラスタライザ

DTPでPDFを利用するメリットとは
 プリンタフォントの出力環境に依存しない
 Acrobatで統一したカラーマネージメント
 ある程度RIPされたデータをプレビュー
 クロスプラットフォームで利用可能
 RIP処理時間の短縮
 RIP処理時のページ単位での割り込み可

デバイス・インディペンデントなPDF
 出力環境に依存しないフォーマット

現在あるPDFの主な種類
 Distiller PDF、Illustrator PDF、InDesign PDF、
 Mac OS X PDF、Extreme PDFなど

Distillerの構造と仕組み
 [一般]タブの設定
 [圧縮]タブの設定
 [フォント]タブの設定
 [カラー]タブの設定
 [詳細設定]タブの設定

アプリケーションで異なるPSファイル
 一般のアプリケーションとDTPアプリケーションの違い

プリンタドライバの役目と種類
 PostScriptファイルの作成
 プリンタドライバの種類と違い

Distillerで作成するPDF
 Illustratorから作成するPDF
 QuarkXPress 3.3Jから書き出すPDF
 QuarkXPress 4.1Jから書き出すPDF
 PageMaker 6.5Jから書き出すPDF
 PageMaker 7.0Jから書き出すPDF
 InDesign 1.0Jから書き出すPDF
 InDesign 2.0から書き出すPDF
 AppleWorksから作成するPDF
 Wordから作成するPDF

アプリケーションやOSで保存するPDF
 Illustrator 9.0で保存するPDF
 InDesign 1.0で保存するPDF
 InDesign 2.0で保存するPDF
 Mac OS Xで保存するPDF

Acrobat 5.0でするTouchUp
 アプリケーションでするTouchUp
 テキスト属性での文字の編集
 テキストブロックの編集
 TouchUpでのフォントの埋め込み(ポストエンベッド)

Acrobat 5.0のPDF出力
 Acrobat 5.0からはコンポジット出力しかできない
 Acrobat 5.0でのカラーマネージメント出力

PDFの分版出力
 PDF分版出力の方法
 InDesignからの分版
 In RIP SeparationでRGBモードの分版

Acrobat 4.0よるPDFで両面中綴じ製本
 プリンタドライバの機能で中綴じする
 両面印刷機能のないプリンタでもオーケー


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