Acrobat 7.0 は、スタンダードフォーマットの利用価値をさらに高める機能が追加されています。高速化して、対応が強化されたPDF Maker。PDFを一覧し管理し、複数のPDFを束ねるPDFキャビネットや、タブ化されて使いやすくなったファイル添付機能などのドキュメント管理機能などです。
また注釈と文書レビュー機能も強化され、PDFのチェックにより簡便になっています。セキュリティはセキュリティポリシーが設定可能になり、Adobe Policy Serverでのセキュリティ管理にも対応しています。フォームの作成や扱いも新機能で強化されています。
さらにプリプレス向きには印刷工程パレットが搭載され、カラー変換や余白やトンボの追加、印刷で再現されないヘアラインの置き換え機能など、プリプレスに向かないPDFを編集加工する機能が大幅に追加されています。また、DistillerでもCMYKに変換してもPDF作成が可能になっています。
本書ではAcrobat 7.0 の新機能、拡張された機能を取り上げてわかりやすく解説しています。Acrobat 7.0を的確に利用するためにまたとない一冊です。
テキストには印刷工程パレットについて解説したときに利用したチェックシートPDF
Acrobat 7.0 Professional印刷工程チェックシート
が含まれています。このPDFは、印刷工程パレットの動作が確認できるように、RGBとCMYKのデバイスカラー、同じくICCプロファイルの埋め込まれた画像、特色のパッチ、最大インキ量が300%のものと350%のもの、リッチブラック、オーバープリント、透明効果、0.1ポイントから0.5ポイントまでの線が含まれています。このチェックシートを使うことで、印刷工程パレットをより深く理解できます。
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